フリーランスエンジニアになるには?必要条件や仕事獲得方法

フリーランスエンジニアになるには?

ITエンジニアの働き方として注目が集まるフリーランス。技術職ということもあり、以前から個人で仕事を請負ったり、少人数のベンチャー企業として独立するITエンジニアは多くいました。最近はインターネットが普及しオフィス以外でも同じように働けるようになり、また案件を紹介するフリーランスエンジニア向けのエージェントサービスも増加、転職で職場を変わるよりフリーランスエンジニアとして会社に所属せず働くことを選ぶ人が増えています。

2019年7月、内閣府は就業者の約3%に当たる300万人超がフリーランスとして働いていると公表しました。この数字には副業のフリーランスを含み、多職種も含まれますが、フリーランス協会発表のフリーランス白書2019で主な収入源の職種がIT・エンジニア系と答えた比率22.2%と合わせて考えると、すでに66万人以上がIT関連のフリーランスエンジニアとして働いていると推測できます。

そこでこのページではフリーランスエンジニアになるために必要な条件や働き方、仕事の獲得方法からフリーランスエージェントの利用について徹底調査しました。合わせてフリーランスエンジニアのメリットやデメリットを確認し、より良い条件で働く方法を考えてみます。

フリーランスエンジニアになるには?必要な条件や働き方

フリーエンジニア、ITフリーランスなどの名で呼ばれることもあるフリーランスエンジニア。基本は会社に所属せずに活躍するITエンジニアを指します。事務職や営業職と比較して独立しやすいITエンジニアですが、フリーランスエンジニアとして成功するために知っておくべきことを確認しましょう。

フリーランスエンジニアとは独立して個人事業主として働くこと

独立して個人事業主として働くエンジニアをフリーランスエンジニアと呼びます。特定の会社に縛られず自由な時間に好きな場所で働けるイメージが強く、残業の多いエンジニアの中にはフリーランスエンジニアに憧れる人も多そうです。

企業常駐型でないフリーランスエンジニアであれば、早起きや、長時間の通勤から解放され在宅で仕事をしている人もいます。集中して開発をしたいプログラマーからは、気分が乗った時に時間を気にせずプログラミングができ効率が良いとの声もあります。

自由な反面、フリーランスエンジニアは仕事を自分で見つけなければ収入を得られません。フリーランスになる前に、仕事に必要なスキルや案件の獲得方法、フリーランスエージェントの活用方法など十分に調べておくことがおすすめです。

仕事獲得には豊富なIT業界経験やWEBサービスの開発経験などが必要

WEB上では未経験でもフリーランスエンジニアになれるとの記事もありますが、仕事を依頼する企業側の立場で考えればそんな甘い話ではないと理解できます。顧客から直接仕事を受ける場合はもちろん、フリーランスエージェントを利用する場合も、顧客が期待するのはプロのエンジニア。会社員エンジニアよりも高いITスキルや豊富な開発経験が重視されると考えるべきです。

例えばWEBサービスの開発案件を受注したい場合、豊富なプログラミング経験や得意なプログラミング言語、WEBサイト開発実績などを示せれば、経験の少ないシステムエンジニアよりもプログラマーに仕事を依頼しようとする企業やフリーランスエージェントは多いでしょう。

またインフラ系よりも開発系の案件が多く、将来的にフリーランスエンジニアを目指す場合はネットワークエンジニアやサーバーエンジニアなどのインフラエンジニアより、プログラマーやシステムエンジニア経験が有利。特に最近はWEBサービスの開発経験は需要が高く、WEBエンジニアであればフリーランスエージェントからの紹介案件も豊富です。

得意なプログラミング言語や、高いエンジニアスキルが必要

フリーランスエンジニアになるには、プログラマーやシステムエンジニア、WEBエンジニア経験だけではなく、得意なプログラミング言語があることも大切です。特にWEBサービスの開発で使用される頻度の高い下記プログラミング言語経験が豊富であれば受注できる案件の幅が広がります。

  • HTML、CSS
  • Javascript
  • PHP
  • Java
  • Ruby

WEBの開発案件では、HTML、CSS、Javascriptの知識は基本。フリーランスエンジニアであればこれらに加え何ができるかが問われます。例えば、Word Press案件には欠かせないプログラミング言語PHPは、独学での学習も難しくないので、独立前に身につけたいプログラミング言語の1つです。

応用力や汎用性を考えれば、多少難しくともJavaでの開発スキルを習得していると対応できる案件の幅が広がります。また日本のWEBサービス会社で利用が多いプログラミング言語Rubyは、Ruby on Railとセットでの習得がおすすめです。

フリーランスエンジニアとして成功するには、これらのプログラミング言語を習得した上で、「一番得意・経験のあるのはXXです」と言える状態が理想。さらにWEBサービスにはデータベース知識も欠かせないので、MySQLなど得意なデータベースがあることも望まれます。余力があるフリーランスエンジニアは将来性を考えAIの開発で利用されるPythonのプログラミングも学習しておくべきでしょう。

在宅など自由な場所で働く場合と、企業に常駐する働き方も

フリーランスエンジニアの働き方は、場所に縛られず在宅など自由な場所で働く場合だけでなく、会社員エンジニアのように企業に常駐する働き方もあります。

エンジニアが選ぶIT系フリーランス専門エージェントサービスで1位になったMidworks(ミッドワークス)のWEBサイトで案件を検索すると、紹介案件の9割が週5日勤務。一方、2019年Best Venture100に選ばれたIT Pro Partners(ITプロパートナーズ)は週2日からの案件が充実するなど、フリーランス向けの各エージェントにより特徴が異なります。

全体的には完全な在宅案件よりも週に何度か受注先企業に出社する案件が多く、特に大企業のシステム開発や大規模開発ではセキュリティ面からも常駐型になる傾向が高いです。逆に副業でできる案件もあり、いきなりフリーランスエンジニアとして独立する自信がない場合は副業案件から始める方法もあります。

案件獲得方法は自分で受注するか、エージェントを利用して紹介してもらう

フリーランスエンジニアとして十分な収入を得るのに重要なのが、案件の獲得方法です。働き方が自由でも、年収が大きく下がっては意味がありません。会社員エンジニアと同レベルか、それ以上を目指す場合、継続的な案件獲得が必要です。

案件の獲得方法は大きく分けて自分で受注するか、エージェントを利用して紹介してもらうかの2つです。

自分で受注する方法としては、知人に紹介を頼んだり、会社員エンジニア時代の取引先企業に営業するなどの方法があります。フリーランスエンジニアの中には知人からの紹介を繋げて、ある程度の案件を確保している方もいます。また最近ではTwitterやFacebook、ブログなどソーシャルメディアを利用する方法で依頼を獲得する人も増えています。

いずれにせよ、この場合は新規開拓と既存顧客サポートを効率的にできるかがポイントですが、自分で営業できるタイプの人でも、営業に時間を割けば開発の作業時間が減ります。常時仕事が欲しい場合や、営業が苦手な場合はフリーランスエンジニア向けのエージェントを利用する方法がおすすめです。

多くのエージェントではWEBサイトで仕事を検索でき、コンサルタントとの面談で自分の希望・スキルに合う案件の紹介サービスも。今後フリーランスエンジニアとして独立したい方や、少しでも開発作業に集中したい場合、フリーランスエージェントに登録しておけば安定的に仕事を確保できる可能性が高くなります。

フリーランスエンジニアにおすすめのエージェント3社

フリーランスになるメリット・デメリット

場所と時間に縛られない理想的な働き方に見えるフリーランスエンジニアですが、メリットだけでなくデメリットも。勢いで会社を辞めて独立する前にメリットとデメリットを理解し、リスクを回避しておくことが大切です。

フリーランスエンジニアのメリットとして、働く場所と時間が会社に拘束されない、年収アップの可能性がある、やりたい仕事を選べるなどがあるのに対し、デメリットには収入が不安定、社会的信用が得にくい、公私の区別がつきにくくなるなどの外、技術力・スキル向上の機会が減るなどが挙げられます。

以下でメリット・デメリットを詳しく確認します。

在宅など場所や時間が束縛されず自由な働き方も可能な点はメリット

フリーランスエンジニアの第一のメリットが、場所や時間が制限されない点。場所が自由であれば通勤から解放され、定期的なミーティングさえできれば郊外や田舎に住むことも選択肢に入ります。時間が自由になれば、通勤ラッシュに悩まされることもありません。

プログラマーであれば働き方改革で制限されがちな残業時間を気にしてコーディングの手を途中でとめる必要はなく、フリーランスの方が集中して開発できるとの声もあります。

実際にエージェントから紹介されるフリーランスエンジニア案件は、完全に在宅よりも週2~3回のオフィス出社案件が多いですが、それでも毎日会社に拘束されるよりもストレス軽減になり、事前にラッシュ時間を避けて通勤できるように出社時間の交渉余地もあります。

案件内容により正社員勤務の場合よりも年収アップ可能

会社員エンジニアの場合、複数のプログラム言語を使いこなし勤続年数が長くなっても、会社規定で年収に上限がある場合がほとんどです。いくらスキルを上げても先輩の年収を超えられない、とモチベーションを維持できない人も少なくありません。

こうした会社勤務と比較して、フリーランスエンジニアになって年収がアップする場合も多くあります。特にフリーランスエージェント経由の仕事紹介ではスキルや経験年数が高いほど高単価の仕事を得られる機会が多く、想定より年収が高くなったとの口コミもあります。

エージェントを使わず直接営業をして仕事を受注するフリーランスエンジニアであれば、自分の価値を下げないよう見積もりを出すことが必要です。仕事を得たいと安易に低価格を提示すれば次の仕事も安値になります。相場と自分のスキルを見極めて年収アップに繋げることが重要ですが、見積もりが苦手な人は、フリーランスなりたての間はエージェントを利用して相場感を掴むのもおすすめです。

案件獲得・収入の不安定性はフリーランスエンジニアのデメリット

フリーランスの最大のデメリットは収入が不安定な点。会社員エンジニアの場合、仕事の忙しさで残業代は変動するものの、毎月の最低収入は確保されます。しかしフリーランスエンジニアの場合、仕事がなければ無収入です。

特に個人で仕事を探すフリーランスエンジニアは、仕事が多い時ほど営業の時間が確保しにくく月毎の差が大きくなりがち。個人的に仕事を請けることをきっかけにフリーランスになったエンジニアが陥りやすい失敗で、最初は継続して仕事があったのに時間とともに仕事が減ったという人も少なくありません。

フリーランスエンジニアで安定した収入を確保したい場合、おすすめの方法はフリーランスエージェントの活用。複数のエージェントに登録すれば希望の案件が見つかる可能性も上がります。個人で仕事も受けつつ、フリーランスエージェントとも連絡を取るなど、二重の対策が収入の不安定さを回避する方法。エージェントサービス以外ではSNSを積極的に活用し、案件確保につなげているフリーランスエンジニアも多くいます。

またエンジニアに限らず多くのフリーランスや自営業者が抱える問題が信用力の低下です。年収が不安定なため、ローンを組んだり、クレジットカード作成が難しくなります。ローンの先取りはできませんが、クレジットカードは会社員エンジニアの間に複数枚作成しておくのがおすすめです。

新しいIT技術の習得やスキルアップは自分でやる必要がある

会社員エンジニアに比べフリーランスエンジニアの多くがデメリットと感じる項目に、教育機会の喪失があります。フリーランスになると新しいIT技術を学ぶ時間が確保しづらかったり、資格取得の経費や学習環境も得にくくなるからです。

特にIT企業の多くはベンダーのライセンス契約で資格保持者を一定数確保する必要もあり、資格取得支援に積極的です。こうした会社環境に慣れた方には、このメリットがないフリーランスエンジニアにはデメリットを感じそうです。

例えばプログラム言語でもトレンドや需要が絶えず変わるため、フリーランスエンジニアでも学習時間の確保が大切です。個人で知識を集めることは難しいですが、フリーランスエージェントには最新情報の提供や福利厚生プログラムが利用できるところもあります。オンラインITスクール授業料の割引などを使いスキルアップにも取り組めます。

フリーランスのITエンジニア向けのおすすめエージェント3社

フリーランスのITエンジニアとして独立を目指すなら、まずフリーランスエージェントの登録がおすすめです。

エージェント利用の利点はフリーランス向けのIT・WEB開発案件の紹介だけではありません。多くのフリーランスエージェントは案件の紹介と同時に、依頼元の企業から発注金額を受け取り、手数料を差し引いてエンジニアに支払います。つまりエージェントを利用すれば企業からの集金をしなくて済むのです。

フリーランスエンジニアの悩みに、案件獲得(営業)のほか、依頼主の企業が見積もり通りの金額を払ってくれない、入金が遅いなど集金関連のものも少なくなく、また企業への請求処理も必要です。フリーランスエンジニアが抱える2大問題を解決するのがフリーランスエージェントで、登録しない手はありません。

福利厚生プログラムが充実したエージェントなどもあり、良いエージェント選びはフリーランスのデメリット軽減になります。ここでは現役のフリーランスエンジニアに評判の良いエージェントを3社紹介します。

案件数が多く保証制度も充実!「Midworks(ミッドワークス)」

Midworks(ミッドワークス)

豊富な案件数や正社員並みの保証制度が得られると、フリーランスエンジニアからの評判が高いエージェントがMidworks(ミッドワークス)です。WEBで簡単に登録でき、その後カウンセリング面談でキャリアプランや要望などを相談することができます。

Midworksの保証は、フリーランス協会のベネフィットの無償提供、確定申告のサポート、受注期間中の保険料半額負担、福利厚生サービス・リロクラブの利用可能、給与保証(対象者限定)が受けられるなどがあり、フリーランスエンジニアには得られないと心配していた項目の多くが解消されます。

Midworksの会社ビジョンは「幸せに働くエンジニアを増やし、社会貢献する」というもの。登録者の満足度が高いのも納得です。

Midworks(ミッドワークス)の特徴や評判・口コミはこちら

週2日など副業的な求人も多い「ITプロパートナーズ」

ITプロパートナーズ

週2~3日の仕事数がフリーランスエージェント随一なのが、ITプロパートナーズ。フリーランスエンジニアとして本格的に稼働している人だけでなく、副業的に利用するエンジニアも多くいます。

ITプロパートナーズのメリットは、エンド直で高単価、トレンドを意識した魅力的な案件が多いことにあります。2000社を超える利用企業にはCookpad(クックパッド)を始めとした有名企業もたくさんあります。

最新技術を活かした仕事をしたいフリーランスエンジニアの人は、チェックしておきたいエージェントです。各地で無料相談会も開催しているので、フリーランスエンジニアになりたい人は一度参加してみてはいかがでしょうか。

ITプロパートナーズの特徴や評判・口コミはこちら

大手企業を含む最大級の仕事数「ギークスジョブ(geechs job)」

ギークスジョブ(geechs job)

リクルートやGMO、バンダイナムコなど大企業からの依頼案件も抱えるフリーランスエージェントがギークスジョブです。エージェントの中でも最大級の仕事数を誇り、キャリアアップにつながる案件もあります。

魅力的な案件だけでなく、ギークスジョブが提供するフリーランス向け福利厚生プログラム「フリノベ」も利用可能。フリーランスに欠かせない確定申告のサポートやヘルスケアなどの優待だけでなく、オンライン学習サービスが割引で利用できスキルアップも可能です。

利用企業の属性から常駐型案件になりますが、個人で営業していては得られない案件を数多く抱えるギークスジョブ。登録しているのも経験年数の長いフリーランスエンジニアが中心です。自分のスキルに自信があるフリーランスエンジニアは、ぜひ登録しておきたいエージェントです。

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