ディープラーニング検定「E資格」完全ガイド~受験・取得方法

ディープラーニング検定「E資格」完全ガイド

2000年代に入り、ディープラーニングや機械学習などの普及が進む第3次AIブームが続く一方、日本国内では需要が高まるAI人材が不足しています。そんな中、AI人材・エンジニア育成を目指し、一般社団法人・日本ディープラーニング協会(JDLA)がディープラーニングの知識や実装技術を認定するE資格試験を実施しています。

プログラミングスクールや大学院が提供するJDLA認定プログラム・講座を修了すればE資格の検定試験の受験資格が得られ、受験者数は毎回増加中。AIエンジニアを目指す人にとってE資格の取得はメリットも多く、人気が高まりつつあります。

このページでは、日本ディープラーニング協会(JDLA)が主催するE資格の検定試験の受験方法や取得方法の最新情報(試験概要・日程やシラバスなど)や、受験対策に対応したおすすめのJDLA認定プログラム・講座を紹介します。

一般社団法人・日本ディープラーニング協会が実施するE資格とは

JDLA・E資格のロゴE資格は、日本で不足するディープラーニングの知識や実装能力を持つAI人材の育成を目的とし、一般社団法人・日本ディープラーニング協会(JDLA)がE資格試験を主催。年2回検定試験が実施され、E資格の取得はAIエンジニアとしての技能の証明やキャリアアップに役立つほか、合格者は日本ディープラーニング協会(JDLA)主催のコミュニティに参加でき、AIエンジニアとの交流で人脈が広がるメリットもあります。

2018年に初めて検定試験実施の、まだ新しいE資格制度ですが、受験者・合格者数は年々増加。2020年2月までに累計2,462人が受験、1,660人が合格しており、各試験の合格率は60~70%となっています。

E資格の検定試験の受験には、日本ディープラーニング協会(JDLA)認定プログラム・講座のいずれか1つの受講を修了し、2年以内の受験が必要です。

E資格(ディープラーニングエンジニア資格)の検定試験概要や受験料

ディープラーニングエンジニアの知識や実装技術を認定するE資格の検定試験概要、試験実施日程、受験料の詳細情報は、下記の通りです。

E資格の試験概要・2020年の試験実施日程

試験概要

受験資格 一般社団法人・日本ディープラーニング協会(JDLA)認定プログラム・講座の講義と演習を受講し、試験日の過去2年以内に修了していること
出題形式 CBT多肢選択式・問題数は100問程度
*試験はネットワーク化されたテストセンターにて、コンピューターで受験するCBT方式。
*E資格試験の質問の例題は非公開。
試験時間 120分
試験会場 全国各都道府県の指定試験会場
*東京、大阪では20カ所ほど、少ない県でも2カ所あり。
申込登録時に希望会場を選択しますが、それぞれ定員があります。
申込方法 申込登録はインターネット受付のみ(申込登録時に確認メールで試験案内を通知)
持ち物 身分証明書(運転免許証、パスポート、学生証などの本人確認ができる顔写真付きのもの)

試験日程
2020年2月21日(金)・22日(土)(終了)
2020年8月29日(土)*新型コロナウィルス感染症の拡大状況等を踏まえ、中止が決定。
2021年2月19日(金)・20日(土)
E資格の検定試験は毎年2回実施されます。
※上記の情報は2020年9月現在。

試験問題の出題範囲(シラバス)~応用数学・機械学習・ディープラーニング

応用数学 線形代数、確率・統計、情報理論
機械学習 機械学習の基礎、実用的な方法論
深層学習 順伝播型ネットワーク、深層モデルのための正則化、深層モデルのための最適化、畳み込みネットワーク、回帰結合型ニューラルネットワークと再帰的ネットワーク、生成モデル、強化学習、深層学習の適応方法
開発・運用環境 ミドルウェア、軽量化・高速化技術

E資格の試験は上記の範囲から100問程度の質問・問題が出題され、解答は会場にあるコンピューターを使用し、選択式で行われます。ソースコードを含む問題についてはPythonで記述し、かつChainer・TensorFlow等の機械学習系ライブラリに依存しない問題が出題されます。またE資格の例題は公開されていません。

E資格の受験料

一般:33,000円(税込)
学生:22,000円(税込)
JDLA会員:27,500円(税込)

受験料の支払い方法は銀行振り込み。JDLA会員には割引のバウチャーが発行されます。
※上記の情報は2020年9月現在。

受験資格としてJDLA認定プログラム・講座の修了が必要

E資格は、ディープラーニングの理論を理解した上で実装可能な技術力の認定を目的としていますが、短時間の試験だけでは実装スキルを計るのが難しいため、日本ディープラーニング協会(JDLA)認定プログラムの演習で担保しています。このためE資格の受験資格として、プログラミングスクールや大学院などの教育機関でJDLA認定プログラム・講座を受講する必要があります。

ディープラーニングエンジニアとしてE資格の合格・取得のメリット

エンジニアとしての知識・実装力を証明するE資格合格認証ロゴが名刺に使用できる

E資格に合格すると日本ディープラーニング協会(JDLA)から合格証と、名刺への記載が許可されている合格認証ロゴが配付されます。合格認証ロゴが印刷された名刺を使えば、自分がディープラーニングの知識と実装力を持つエンジニアと証明できる点がメリット。

JDLA資格試験(G検定/E資格)の合格者コミュニティに招待される

E資格合格者は、JDLA資格試験(G検定/E資格)合格者の専用コミュニティ「CDLE(Community of Deep Learning Evangelists)」に参加できるメリットも。E資格に合格後、JDLA事務局からCDLEのSlackワークスペースに招待され、メンバー同士の情報交換が可能です。

オフラインでもJDLA主催の「合格者の会」やCDLEメンバー主催の勉強会などの交流の場があり、エンジニアとしての人脈を広げることも可能です。

AIエンジニアとしての転職やキャリアアップに有利

E資格取得により、年収アップや大手企業への転職などキャリアアップにつながる可能性も。近年、多くの企業がAI(人工知能)技術の利用を始めていますが、AIエンジニアの数は少なく、人材価値が年々高まっています。E資格によりディープラーニングの実装技能を証明できれば、AIエンジニアとして好条件での転職・キャリアアップに有利となりそうです。

一般社団法人・日本ディープラーニング協会(JDLA)とは

一般社団法人・日本ディープラーニング協会(JDLA)は、日本の産業競争力をディープラーニングを中心とする技術により向上させることを目的に2017年6月に設立された団体。ディープラーニングを事業の核とする企業や有識者が集まり、産業活用促進、人材育成、公的機関や産業への提言、国際連携、社会との対話などの活動を行っています。

同時に、ディープラーニングの知識を身につけ事業活用する人材(ジェネラリスト)向けのG検定や、実装するエンジニア人材向けのE資格の資格試験を主催しています。

JDLAへの入会対象は、ディープラーニング事業を核とする企業やディープラーニングの有識者などで、正会員、賛助会員、有識者会員があります。会員以外でも公式サイトでニュースレターの登録ができ、JDLAからの情報を入手できます。

ディープラーニングの基礎知識についての検定試験・G検定(ジェネラリスト検定)

G検定のロゴディープラーニングの人材育成活動の一環として、日本ディープラーニング協会(JDLA)はエンジニアを対象としたE資格のほか、ディープラーニングの基礎知識を有し、適切な活用方針を決定して事業に活かす能力や知識能力を持つ人材であることを証明するG検定(ジェネラリスト検定)の試験も主催しています。

JDLAによるとG検定の試験は2017年12月に初めて実施され、2020年3月までに累計27,573人が受験。これまで18,721人が合格し、検定試験での合格率は60%~70%程度。出題は人工知能、ディープラーニング、機械学習についての幅広い範囲をカバーしています。尚、G検定の出題形式や難度の参考となる例題は、JDLA公式サイトに掲載されています。

E資格の受験に必要なJDLA認定プログラムのおすすめは?

E資格の受験資格として、ディープラーニングを実装する技術習得のため、高等教育機関や民間事業者が提供する日本ディープラーニング協会(JDLA)認定プログラムの受講修了が必須。そこで以下、3つのJDLA認定プログラムを比較、当サイトのおすすめプログラムを紹介します。

主なJDLA認定プログラムの比較(個人受講可能なスクール)

個人受講が可能な主なJDLA認定プログラムには、AI・Pythonに特化したプログラミングスクールのAidemy(アイデミー)やAIジョブカレ、キカガクが提供するプログラムや講座があります。E資格の受験前に必ず受講が必要なJDLA認定プログラムですが、各コースの特徴を以下の表で比較します。

  Aidemy AIジョブカレ キカガク
コース JDLA E資格対策コース ディープラーニング講座 E資格受験プラン
受講形式 オンライン 対面授業(東京・福岡・大阪)またはオンライン動画 セミナーは対面でのハンズオン形式
※現在はオンライン(Zoomを利用した講義)
前提知識 前提知識不要。プログラミング未経験でも受講可能 高校数学の知識と、プログラミング経験または同程度の学習経験 前提知識不要。プログラミング未経験者でも受講可能(予習動画あり)
受講料金 580,000円 対面授業:139,800円/動画受講:111,840円 300,000円
受講期間 3ヶ月 5ヶ月 事前学習(8.5時間)+3日間のセミナー+補講動画(19時間)
合格保証制度 あり(課題80%提出で合格を保証、試験に不合格の場合、次の試験まで無料サポート) なし なし
学習サポート ・24時間以内に対応があるチャットサポート
・専属データサイエンティストがチューター
・講義時にSlackで講師に質問可能
・動画受講でもチャットツールで質問受付
 

講座をオンライン受講可能・合格保証もあるAidemy Premium Planがおすすめ

Aidemy Premium Plan(アイデミープレミアムプラン)

Aidemy(アイデミー)はPythonを使った人工知能(AI)開発に特化した日本で数少ないオンラインプログラミングスクール。Aidemy(アイデミー)の提供するコースが受け放題となるAidemy Premium Planでは、日本ディープラーニング協会(JDLA)認定のE資格対策コースの講座もオンラインで受講可能。プログラミング未経験でも3ヶ月間で、E資格試験のための応用数学、機械学習、ディープラーニングの知識や実装スキルを習得できるおすすめコースです。

数学の知識・Pythonのプログラミング経験のある方がE資格取得を目指す場合は料金の安いAIジョブカレもおすすめですが、基礎から実装までをしっかり学びたい方にはAidemy Premium Planがおすすめです。

Aidemy(アイデミー)は業界初のE資格合格保証サービスや、専属データサイエンティストによる学習サポートも充実。安心してE資格合格に向けての学習を進められます。

学習中の質問に24時間チャットで対応などオンラインのサポートが充実

Aidemy Premium PlanのJDLA E資格対策コースの強みは、オンラインでのサポートの充実度。学習中の質問はSlackのチャットででき、専属メンターが24時間以内に必ず対応してくれます。また1回25分のオンラインビデオ通話で演習課題の疑問点についてのカウンセリングも受けられます。

E資格の試験終了後も、 試験中に分からなかった問題や、試験後の学習の進め方などをチャットでサポート。他のスクールのE資格対策講座にない手厚いサポート対応で、実務で使えるレベルのディープラーニングの知識とスキルを習得できます。

費用は高いがE資格の合格保証付き・不合格の場合は次の試験まで無料

他のスクールのJDLA認定プログラムと比較して、Aidemy Premium PlanのJDLA E資格対策コースの受講費用は高いものの、業界初のE資格合格保証があり安心。E資格対策コースの課題を80%以上提出すれば合格保証を受けられ、E資格試験で不合格でも次の試験まで無料で受験対策のサポートを継続、E資格試験での合格を狙えます。

費用をかけてでもしっかりディープラーニングを学びたい方、E資格に必ず合格したい方におすすめがAidemy Premium Planで、以下のページでも詳しく紹介しています。またJDLA認定プログラムは各スクールが無料説明会やセミナーを開催しており、まずは一通り参加して自分に合うコースかの確認がおすすめです。

アイデミー(Aidemy)プレミアムプラン~受講者の評判やおすすめ理由の詳細へ

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